認定こども園である天童幼稚園・天童保育園では、毎月何らかの形で避難訓練を行います。
ところで、避難訓練というと園庭へ避難するという印象がありますが、いつも外に逃げればいいとは限りません。そこで、この日は園庭の裏山が燃えたことにして、保育園舎に避難するため玄関ホールに集合することにしました。
避難のお約束は「おかしも」です。これまでの訓練でもなんどもお話を聞いてきました。
おかしも= (お) 押さない(か) 駆けない (し) 静かに (も) 戻らない
※「おはしも」…「(は)走らない」ということもあります
さぁ、天童幼稚園の子ども達は「おかしも」の約束を守って、しっかり避難できるでしょうか?
高木先生が非常ベルを鳴らし、園内放送を始めます。園長先生が消防署へ通報していると…びっくり!子ども達がもう階段を降りてくるではありませんか。なんと、非常ベルが鳴った2分後には年少さんから年長さんまで全員がホールに集まって、静かに座って話を聞く姿勢ができていました!
実は、本当に火事になったと思って涙ぐんでしまったお友だちもいたみたいなのですが、先生達の話を良く聞いて、すぐに避難できたようです。
玄関ホールに集まった後は、園長先生からのお話や法子先生からの消火器の数や使い方についてのクイズがありました。突然指名されたひろか先生や園長先生は内心ドキドキだったみたいです(笑)
そのあと、年長のお兄さん・お姉さん達は担任の先生達に引率されて、普段は目にすることがない、園内の消火設備を全部確認して回りました。
もうすぐ小学生の年長さんたち。小学校に進学したあとも真剣に避難訓練に取り組めるお兄さん・お姉さん達になって欲しいと思います。